雷から電子機器を守るためには必須!後で困らないようにしておくべき落雷対策の基礎知識
こちらのサイトは、雷から電子機器を守るためにはどのような落雷対策が必要であるのか、被害に遭ってしまい後から困らないようする落雷に関する対策の基礎知識をご紹介しています。
一般的に、建築物に落雷の被害を与えないようにするための設備と聞くと避雷針をイメージされる人は多いといえますが、パソコンなどのOA機器は避雷針だけでは十分な対策にならないケースもゼロではなく、自分でできる対策にはどのようなことがあるのかなどわかりやすく解説しているので参考にされる良いでしょう。
雷から電子機器を守るためには必須!後で困らないようにしておくべき落雷対策の基礎知識
雷の被害総額は、年間で1,000億円から2,000億円などといわれていますが、これは2002年の電気学会の報告による金額です。
年々雷の被害は増えていることからも、被害総額はこれを超えるものと考えられるわけですが、避雷針の設置は落雷対策の一つであり電子機器を落雷の被害から防止するためには避雷器などの装置がおすすめです。
工場内の機械やオフィスの電話、パソコンなど建物中で利用しいている電子機器類は避雷針から守ることはできないといわれています。
建物中で利用する設備機器を雷サージから守ることができるのが避雷器の役割であり、分電盤や信号回線などに装備することで落雷対策を講じることが可能です。
なお、避雷器はSPDもしくは低圧サージ防護デバイスなどの正式名称を持ちます。
落雷対策において重要となるサージ電流とは?
落雷によって受ける可能性がある被害は多岐にわたりますが、サージ電流による電子機器や家電製品などの故障もその中のひとつです。
サージ電流とは、電気回路などに瞬間的に発生する定電流を大幅に上回る過渡電流のことを指します。
この過渡電流が発生する原因には様々なものがありますが、代表的な原因のひとつが落雷です。
雷が落ちた場合、直撃を受けた建物や木には非常に大きな電流が流れますが、同時に周囲の電線や電話線などにも電磁誘導によって高圧の電流が流れます。
この高圧の電流が落雷によるサージ電流となりますが、この高圧電流は電線を通して建物内へと侵入し、電子機器や家電製品などの回路を破壊します。
使用中の機器はもちろん、使用していなくてもコンセントにつながっている機器にも影響が及び、故障などの不具合につながる恐れがあります。
そのため、落雷対策では建物や人体を雷から守るだけでなく、この過渡電流による被害を最小限に留めることが重要です。
また、具体的な落雷対策方法としては、雷が鳴り始めたら全てのコンセントを抜くのが最も確実な方法です。
ただし、コンセントを抜けない機器もありますし外出中は対応できないという問題もあるので、必要に応じて避雷器を設置するなどの別の対策を講じておきましょう。
落雷対策として木や電線の近くにいてはいけない理由
日本ではまだまだ大きな症例は発生していませんが、海外では大きな雷が直接人間の頭上に降ってきたことが何度もあり、それによって命を落としてしまう事故が頻繁に起こっているのです。
しかし、常日頃からしっかりと落雷対策を行って注意しながら生活するようにすれば、滅多なことでは雷が落ちてくることはないので安心してください。
ただし、万が一のために備えておくのが何よりも一番なので、これからしっかりと落雷対策を行っていきたいのであれば、外を歩いている時にはできるだけ高い物の近く行かないようにすることです。
理由としては、雷は高い物体を標的にして降ってくることが多く、木や電柱などの柱の近くにいると高確率で電線する確率が上がってしまいます。
そのため、できるだけ高い物から離れるように心掛けて、傘などもささないように気を付けましょう。雨が降っていると傘をさしたくなってしまうかもしれませんが、高い確率で標的になるので避けることがベストになります。
落雷対策から考えるインターネットについて
落雷対策は身を守ることが何よりも大事ですが、家財だったり生活を守る対策も必要ではないでしょうか。
家電については雷サージ対策製品を導入することと、保険の加入によって守ることができます。
また、インターネット環境はネットワーク機器の破損が問題になるので、ネットワーク機器も雷サージに備えられるようにしておきたいところです。停電時にインターネットが使えなくなること関しては、スマホやモバイルWi-Fiを用意することで落雷対策になります。
停電しても情報収集ができますし、コンセントが使えなくなるので充電は不可能ですが、バッテリーの残量が残っている限り通信が可能です。
充電についてもモバイルバッテリーを用意しておけば済む話ですし、ネットワーク周りの落雷対策は難しくないことが分かります。
勿論、基地局も停電したり落雷の影響を受けていれば通信は不可能なので、自分でできることには限界がありますが、それでも日頃から備えておく意味はあるのではないでしょうか。
落雷対策の普段からできることとは何かについて
落雷対策はというといざという時に重要性を感じますが、普段からできる対策があるとすれば何をするのが良いのでしょうか。
落雷対策といっても、落雷そのものを回避するのは難しいですから、避雷針が設置してあるなら後は落ちないのを祈るだけです。
対策の基本は落ちた後に備えることなので、何もない普段から落雷対策をすることが重要となります。
雷の直撃はどうしようもなく諦めるしかありませんから、感電しないだけ幸いと捉える他ないです。
家電についてはいわゆるサージ電流が故障の原因となるので、雷サージ対応の製品をコンセントに加えることをおすすめします。
絶対に守られるという保証はありませんが、何もしないよりは安心ですし、故障の回避率を上げることができます。
他にも万が一に備えて保険に加入する、音が聞こえたらコンセントや家電から離れるといった対応を身につけることが、資産を守ったり命を守ることに繋がるといえるのではないでしょうか。
落雷対策の一環としてパソコンなどのデータはバックアップを習慣化する
落雷対策で考えなくてはいけないのは、パソコンの故障を防ぐことに加えて、データの破損や消失を避けることではないでしょうか。
パソコンの故障はUPSなどの電源のバックアップ装置を導入することで、雷が鳴ってもコンセントを抜けば万が一落雷してもその影響を受けずに済みます。
ノートPCであればバッテリーが内蔵されているので、UPSを導入しなくても落雷対策が可能です。
ただし、雷が鳴った時にその場に以内と対応できませんから、対応が遅れると破損をしたり、最悪データを失うことになります。
データは時にハードウェア以上に損失が大きくなるので、日頃から万が一に備えてバックアップを習慣化することをおすすめします。
データをコピーして複製を隔離しておけば、パソコンごと破損してしまっても大事な情報は守ることができます。
しかし、常時コンセントに繋がっていると落雷対策にはならないので、外づけストレージを都度接続したり取り外す運用をすることが大切ではないでしょうか。
家庭で出来る簡単な落雷対策について説明します
地球温暖化の影響もあり、最近は西日本を中心に春から秋まで雷が襲来するようになりました。
避雷針の設置で、人への直撃は防ぐことが出来ましたが、高圧線に雷が直撃して電圧降下があると、そのショックで家庭用の機器が壊れる恐れがあります。
高級な家電品が故障して修理不能となると、多額の出費が発生しますので、ここでは簡単な落雷対策について説明します。
まず最初に行うのは、使用していない電化製品のコンセントを外す事です。電源と接続していると壊れる可能性があるので、電源オフでも切り離す事が重要です。
次に落雷対策のブレーカーを購入、設置する事です。落雷用ブレーカーは電圧降下を検知すると、自動的に電源が落ちて落雷の衝撃から機器を保護してくれます。
価格も1000円程度なので、壊れて困る冷蔵庫やテレビ、洗濯機など高価で使用頻度の高い家電品に取り付けることを推奨します。
次にインターネットも接続が途切れる恐れがありますので、雷接近中はダウンロードを止める事が無難です。